2018/07/17

ヤフーファイナンスの数値を理解する - 詳細情報 - 参考指標 - EPS/BPS

前回に引き続き、指標数字の意味を確認していきます。
※用語はファイナンス用語集/初めてでもわかりやすい用語集を参照しています

今回も「詳細情報」タブの「参考指標」を見てみます。
データは2018/7/17 のヤフー株(株価361円)を利用しています。
  • EPS(1株利益)
    • 当期純利益÷期中平均株式数=EPSなのですが、ヤフーの場合2019年3月期の予想当期利益を発表していないので、2018年3月期で計算すると、
    • 2018年3月期当期利益 131,153,000,000円 ÷ 発行済株式数5,696,905,200株 = 23.02円となりますね
    • こちら にも決算数値が載っていますが、過去3期で発行済株式数は変わらないのですが営業利益は下がっているので、EPSは下がってきていますね。
  • BPS(1株あたり純資産)
    • 株主資本 ÷ 発行済株式数 = BPS ですが、
    • 自己資本1,013,878,218,444円 ÷ 発行済株式数5,696,905,200株 = 177.97円となりますね
    • こちら にも決算数値が載っていますが、過去3期で発行済株式数は変わらないのですが営業利益は下がっているので、EPSは下がってきていますね。
    • こちら の決算数値では、過去3期で発行済株式数は変わらないが自己資本は増えているため、BPSは上昇傾向にあります。自己資本増加の中身を見て見ると、ジャパンネット銀行を子会社したことで1兆円ほど増えています。お金が増えたというよりも、銀行資産がまるごと移ってきただけなので、使えるお金が増えた、というわけでもなさそうですね。

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